真・POPPER'S★ LOUNGE

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キング
「やぁ、前回は休んで悪かったね。真・ポッパーズラウンジの
始まりだ!今日のゲストは神宮ヒロシ、神風トオルのライバル、 ワルドックだ。よろしく頼むよ」

ワルドック
「グハハハ!待たせたな、愚民ども。吾輩がワルドックだ!」

ダミやん
「威勢のいいおやじだな。じゃ、早速質問行くぜ?」

ワルドック
「うむ、何でも聞くがよい」

ダミやん
「『手がドリルになっているのは何故ですか?』」

ワルドック
「うむ、これか。あれは吾輩が25くらいの時じゃった。太平洋を
横断していた時、乗っていた船が巨大鯨に襲われてしまった
のじゃ」

アイス
「そんな鯨がいるんですか?」

ワルドック
「そして、奴は吾輩の左手を食いちぎっていきおったのじゃ!
この恨みは1日も忘れた事がない。奴を必ず探しだすまで、吾輩の
闘いは終わらないのじゃ!」

キング
「どっかで聞いたような話だねぇ」

アイス
「意外と壮絶な人生を送ってきたんですね。ちょっと同情します」

ワルドック
「・・・なんて言うのは嘘じゃ」

アイス
「は?」

ワルドック
「グハハハハ!悪人たるもの、1日1回は嘘をつかんとな!左手は
この通り、ドリルを外せばちゃんとあるわい」

ダミやん
「脱着式ドリルか。便利そうだな」

アイス
「はぁ、じゃあ何で日頃からずっとドリルを付けているんですか?」

ワルドック
「かっこいいからじゃ」

アイス
「・・・」

キング
「では次の質問OK?『眼帯をしているけどやはりギャンブラーZとの
闘いで潰してしまったのですか?』」

ワルドック
「何を言うか。吾輩の目はこの通り、ちゃんとあるし怪我も
しとらんわい」

アイス
「じゃあ何故眼帯を・・」

ワルドック
「かっこいいからじゃ」

アイス
「・・・」

ダミやん
「年の割にはファッションにこだわるんだな。じゃメインとも言える
質問な。『何故ギャンブラーZ達を憎むんですか?』

ワルドック
「うむ!良い質問じゃ。答えてやろう。・・あれは吾輩がまだ
若い頃じゃった。昔から吾輩はパチンコに興味があった。だが
当時はまだ未成年だったのじゃ。やりたい気持ちを抑えて18の
誕生日がくるまでひたすら待った・・」

アイス
(悪人なのに妙な所で律儀だなぁ)

ワルドック
「そして遂に誕生日が来た。吾輩は喜び勇んでパチンコ屋に
行った。・・・しかし・・負けたのだ!大負けしてしてしまった
のじゃ!!・・持っていた金は渡り鳥がはばたいていくかのごとく
消えてしまった・・。そしてその店が憎き、神風が経営する店だった
のじゃ!その時吾輩は誓った。必ず復讐してやる、と」

キング
「じゃあ神宮ヒロシのほうは?」

ワルドック
「うむ。あれは吾輩が社会人になった年じゃった」

ダミやん
「就職してたんだな。おめー」

ワルドック
「初めて給料が出た日、吾輩は大好きな麻雀をするために雀荘に
行った。そこで・・負けたのじゃ!また負けてしまったのじゃ!
折角、働いて貯めた金はジェット噴射で吹き飛んでいくかのごとく
消えていってしまった・・・。その時の店が、神宮の経営する雀荘
だったのじゃ!その時、吾輩は誓った。必ず復讐してやる、と」

アイス
「それって逆恨みじゃ・・」

ダミやん
「それじゃ、あの二人を倒したらどうするんだ?」

ワルドック
「フフフ・・。その時は吾輩が世界を征服し、1つの法律を作る のじゃ!」

キング
「その法律ってなんだい?」

ワルドック
「ギャンブルは吾輩より弱くなければいけない、という事!吾輩より
強かったら死刑じゃ。グハハハ。この放送は全国中継だったな?
聞けい!愚民ども!吾輩が世界を征服したらこの法律を決行させる!
よく覚えておけ!」

神宮ヒロシ
「そうはさせんぞ。ワルドック」

ワルドック
「む!?貴様、神宮ヒロシ!」

神宮ヒロシ
「久しぶりだな。だが、お前の野望もここまでだ。ワルドック!麻雀で
勝負だ!」

ワルドック
「フッ、こざかしい!ようし、受けて立とう!」

ダミやん
「面白そうだな。俺達も混ぜてもらっていいか?」

神宮ヒロシ
「もちろんだ。大体、麻雀は4人で打たないと面白くない」

キング
「懐かしいな。マージャンなんて家族の交流会で打って以来だよ」

アイス
「ちょっと、ちょっと!こんな所で卓を囲まないでくださいよ!」

神宮ヒロシ
「麻雀するのにお茶は必須だ。マスター!お茶4つ!」

ワルドック
「タバコもな!」

アイス
「誰がマスターですか!」

ワルドック
「グハハハ!そら、リーチじゃ!」

神宮ヒロシ
「ロン!国士無双!!」

ワルドック
「ぐっ・・!!」

神宮ヒロシ
「勝負あったようだな」

ワルドック
「ぐぐぐ!おのれ!こうなったらメカで勝負じゃ!!
いでよ!ワルドックキング!」

バゴォッ!

ダミやん
「うおっ、すげぇ。壁が崩れてメカが出てきたぜ」

神宮ヒロシ
「望むところだ。カモン!グレートギャンブラー!!」

ドゴォッ!

キング
「凄いな!こっちの壁からはグレートギャンブラーが出てきたよ」

ワルドック
「くらえ!イカサマツミコミビーム!!」

神宮ヒロシ
「必殺!グレート連チャンバズーカ!!」

アイス
「ちょ、ちょっと・・!こんな所