リエ
「はい、ユーリさん。新しい衣装できたよ」

ユーリ
「おお、すまないな。ほう、良い出来ではないか」

リエ
「えへへ」

ユーリ
「さすがに服飾の専門学校に行っていただけのことはあるな。感謝するぞ」

リエ
「これくらいすぐ出来るよー。また作ってあげるね」

ユーリ
「すまんな」

リエ
「その代わりといっちゃあ何だけど、ユーリさん、お願いがあるの」

ユーリ
「何だ?言ってみろ」

リエ
「私ね、今までのポップンシリーズには全て出演してきたけど最新作の5では
担当曲がなくて出られそうにないの。・・だからユーリさん達Deuilの曲を一曲
分けてくれないかなぁ?」

ユーリ
「残念だがそれは駄目だ。お前はうちのメンバーではないからな。私達の曲を
やることはできない」

リエ
「・・・どうしても?」

ユーリ
「どうしてもだ」

リエ
「・・・・」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

アッシュ
「ユーリ、晩御飯ッス。早く来るッス」

ユーリ
「・・・・・・・」

アッシュ
「寝てないで早く来るッス。ご飯が冷めちゃうッスよ。・・・あーあー、
ベッドの周りにこんなにトマトジュースこぼして・・飲みながら寝たんスか?」

スマイル
「アッス・・・これ・・血・・・・」

アッシュ
「へ?・・・・・うわーッ!!ユーリ!しっかりするッス!!スマイル!その
包帯貸せッス!!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

リエ
「こんにちは。ポエットちゃん」

ポエット
「あ、こんにちはぁ。リエさん」

リエ
「ポエットちゃんってパーキッツ曲を担当してからすっかり人気者になったね」

ポエット
「ありがとー。これからも頑張りますぅ」

リエ
「ところでちょっとお願いがあるんだけど・・いいかな」

ポエット
「なんですかぁ?」

リエ
「ポエットちゃん、パーキッツ曲いっぱい持ってるよね。今度のポップン5用に
一曲譲ってくれないかな?」

ポエット
「んー、でもパーキッツの曲は私、ってイメージが浸透してるから・・やっぱり
譲れないですぅ」

リエ
「てめぇ・・独り占めする気か・・」

ポエット
「・・え?」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

次の日

ヘンリー
「キャンディ、ポエットが行方不明なんだ・・」

キャンディ
「はちみつ美味しいですー」

ヘンリー
「キャンディ、心配じゃないの?君だってポエットの事好きなんだろ?」

キャンディ
「キャンディはちみつ大好きですー」

ヘンリー
「はちみつじゃなくてポエットの事だよ・・!どこ行ったか知らないかい?」

キャンディ
「はちみつは蜂の巣にありますー」

ヘンリー
「・・・・・」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

リエ
「さなえちゃん・・私の友達はさなえちゃんだけよ」

さなえ
「どうしたの?リエちゃん。急に」

リエ
「担当曲がなくてもめげちゃ駄目よ。ポップンに出演できないからって死には
しないわ。明日を信じて頑張りましょう」

さなえ
「でも私はポップンに仕事なくてもビートマニアのほうで浩之さんや南雲君が
曲作ってくれるから・・」

リエ
「くそおおおっ!!お前だけに再就職
させてたまるかぁッ!!!」


さなえ
「く、苦しいッ・・!首が・・!」

MZD
「おーい、さなえ。レオから電話だ・・うわっ!?何やってんだ?」

リエ
「ちっ・・!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

MZD
「・・なるほど。そういう事か。要するに5に出演できればいいんだろ?

リエ
「そうだけど・・」

MZD
「分かった。俺様がお前に役を提供してやろう」

リエ
「え?」

MZD
「しかもお前が好きなSUGI&REO曲だ」

リエ
「そんなぁ☆悪いわよぅ☆本当にぃ?キャー!嬉しい☆」

MZD
「・・・。じゃあとりあえず準備するか」

リエ
「いやぁ、見かけは悪者だけど本当はとってもいい人なのね☆あ、曲は
どんなのかなぁ?私もスギくんみたいな声出せるかな?そうだ、また
ギター持ってきたほうがいいかな☆」

MZD
「いや。声もギターもいらねぇよ。お前は背景だからな」

リエ
「背・・景・・・?」

MZD
「ポップン5からまた各キャラごと固有の背景が復活してな。ちょうど
エキストラが足りなくて困ってたんだよ。ま、出れないよりマシだろ