「ショルキーが2にいない理由」

日もすっかり暮れた暗い夜道。ショルキーは1人、家路を
急いでいた。

ショルキー
「ふー、今日のライブも疲れたぜ。でも明日はポップン2の
大会があるからな。今日は早く帰って寝るかな」

ショルキーは足を早めて歩いた。やがて、いつもの帰り道に
ある宝石店の前を通りかかる。

ショルキー
「ん、何だ?店から明かりが洩れてるぞ。この時間はもう閉店
してる筈なのに・・」

ショルキー、そっと店の中を覗きこむ。そこには腰をかがめて
店内を物色するココの姿があった。

ショルキー
「あっ!!」

ショルキー、思わず声をあげる。

ココ
「・・・見たわね?」

ココ、ゆっくりと立ち上がりながら振り向く。

ショルキー
「お前は・・シャネルの妹のココ!?何やってるんだ、こんな
所で」

ココ
「仕方ないわね・・・」

ココ、ゆっくりとショルキーに近づく。

ショルキー
「ま、まさか宝石泥棒!?そんな事していいと思ってるのか?」
ココ
「黙っててもらわないとね・・・」

ココ、懐から鞭を取り出す。

ショルキー
「ま、まて。何をする気だ」

ショルキー思わず後ずさる。

ココ
「見ちゃったあなたがいけないのよ・・・」

ココ、懐からロウソクを取り出す。

ショルキー
「わ、わかった!見てない!俺は何も見てない!!」

ショルキー、汗を流しながら首を横に振る。

ココ
「駄目よ、もう・・・」

ココ、どこからか三角木馬を取り出す。

ショルキー
「や、やめてくれ!」

ココ
「おしおきの時間よ・・・」

ーーーーーーーー 翌日 ーーーーーーーーーーーー

マリー
「やあ、ジュディ、久し振りね」

ジュディ
「あ、マリー!久し振り〜!今日のポップン2大会、
頑張ろうね!」

マリー
「ええ、・・ところでショルキー見なかった?あいつ今日、来る
って言ってたのに見あたらないんだ」

ジュディ
「そうなの?見てないよ」

マリー
「おっかしーなー・・、あ、ココさん。あの、ショルキー
見ませんでした?」

ココ
「・・・さぁ?私は新参者だから、よく分からないわ。
ふふ・・ふふふふふ・・・」


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