「ダブルヴァンパイア」
ユーリ
「これでも私は一応、ヴァンパイアでな。生娘の生き血を糧と
しているのだ」
リエちゃん
「ふーん。そうなんだ」
ユーリ
「・・で、私はさっき、二百年の眠りから覚めたばかりでな。
実は空腹で今にも倒れそうなんだ。・・た、頼む。少しでいい
から、お前の血を吸わせてくれないか・・・。」
リエちゃん
「いいよ。別に」
ユーリ
「おお、すまないな。では早速・・・・・。(ちゅう)・・・?
うっ!ぶはっ!!げほっ!げほっ!」
リエちゃん
「あははっ。ざーんねんでしたっ。私、生娘じゃないよーだ」
ユーリ
「お、おのれ。騙したな・・。私は生娘の血しか受けつけない
のだ・・!」
デ○トリ
「贅沢な奴だな。生娘の血しか吸えんとは」
ユーリ
「お前は・・。出演するゲームが違うぞ・・・」
デ○トリ
「私を見ろ。生娘以外は勿論、魚人間の血でもゾンビの血でも
宇宙人の血でも平気だぞ」
ユーリ
「お、お前と一緒にするな・・!私は高貴なヴァンパイアなんだ」
デ○トリ
「わがままな奴だな。では私の得意技、どんな相手も生娘に
変えてしまう『ミッドナイドブリス』でその辺の奴から血を
取ってきてやる」
リエちゃん
「デ○トリさん、意外と親切ですね」
デ○トリ
「どうせ暇だからな。新作出ないし」
ーーーーーー 10数分後 ーーーーーーーーー
デ○トリ
「ほら、取ってきてやったぞ」
ユーリ
「ま、まさか口うつしじゃないだろうな・・・」
デ○トリ
「安心しろ。そんなの私だって嫌だからな。ちゃんとこの
注射器に採取してきてやった」
ユーリ
「そうか・・。では、ありがたく貰うぞ。もう目が回りそうだ
・・・。(ちゅうう)・・・。・・・・・・。」
バタッ
リエちゃん
「デ○トリさーん。ユーリさん、ぶっ倒れちゃったよ。それに
なんか全身が痙攣してるし。誰の血を持ってきたんですかぁ?
デ○トリ
「奇怪な動きをするロボットでな。確かクラフトと言っていたな」
リエちゃん
「それって、血じゃなくてオイルなんじゃないですか?」
デ○トリ
「そうか?私がビ○トルやフォ○スというロボットをブリス化
して吸った時は、けっこう美味だったぞ」
ユーリ
「・・・・・・・」
リエちゃん
「あ、痙攣も止まっちゃった。私、知ーらないっ」
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