「誕生日プレゼント」


リエちゃん
「ねぇ、さなえちゃん。駅前に美味しいチーズケーキのある店
見つけたんだ。一緒に食べに行こうよ」

さなえちゃん
「ん、ごめん。今日はちょっと・・」

リエちゃん
「え、また?・・最近あまり私とつきあってくれないね。
何してるの?」

さなえちゃん
「え?ちょ、ちょっとギターの練習を」

リエちゃん
「ふーん。そりゃ買ったばかりのギターを弾きたい気持ちは分かる
けど、なんだかつれないな」

さなえちゃん
「・・ごめんね、リエちゃん」

ーーーーーーーーー数日後ーーーーーーーーーーーーー

さなえちゃん
「ごめーん、リエちゃん。待った?」

リエちゃん
「別に待ってないけど。でも珍しいね。さなえちゃんの方から
誘ってくるなんて。今日はギターの練習はしないの?」

さなえちゃん
「うん。今日は練習じゃなくて本番だから」

リエちゃん
「え?」

さなえちゃん
「リエちゃん。お誕生日おめでとう!今日から19才よね」

リエちゃん
「覚えててくれたんだ・・。でも本番って?」

さなえちゃん
「実は誕生日プレゼントに曲をあげたくって。だから今まで
ずっと練習してたの。黙っててごめんね。驚かせたかったから」

リエちゃん
「さなえちゃん・・・」

さなえちゃん
「ギターも教えてもらったおかげで随分上達したんだ。
リエちゃん、聴いてくれる?」

リエちゃん
「もちろん!ありがとう、さなえちゃん。すっごく嬉しいよ!」

さなえちゃん
「えへへ。よかった。それじゃ歌うね。あ、これは私にギターを
教えてくれた人とのデュオなんだ。今、その人呼ぶから」

リエちゃん
「うん!」

さなえちゃん
「ダミやんさーん」

リエちゃん
「え゛?」

ダミやん
「ガハハハハ!リエとか言ったな。よろしくな!」

さなえちゃん
「ダミやんさんは超絶なギターテクニックの持ち主で、メタルの
世界ではカリスマ的な存在なの」

リエちゃん
「・・・・・」

さなえちゃん
「そんな人とのデュオだから緊張するけど。それじゃ聴いてね。
I'm on・・ファイアーーッ!!」

ズダダダダダダダッ!

さなえちゃん・ダミやん
『張り付けられた狂気の罠に身を焦がす時〜〜ッ!!』

ジャカジャカジャカギュイーンッ!

リエちゃん
「・・・・・・」

さなえちゃん・ダミやん
『・・爪を研かす悪魔が笑う〜〜ッ!!』

ジャジャラジャジャラジャジャラジャララッ!

さなえちゃん・ダミやん
『・・お前の中に潜む〜、十字架の影〜!!』

ジャンジャーンッ!

さなえちゃん
「ふ〜、・・どうだった!?リエちゃん」

ダミやん
「ガハハ、相当嬉しかったみたいだな。涙流しながら笑ってるぜ」

さなえちゃん
「本当。喜んでくれたみたいね。良かった!」


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