リエちゃん
「はい、スギくん。これあげる」
スギくん
「何?この紙袋」
リエちゃん
「開けてみて」
スギくん
「うん。・・あ、ベレー帽だ」
リエちゃん
「スギくん、いつも私をライブに招待してくれるでしょ?だから
何かお返ししたいと思って。色々考えたんだけど・・こんな物
でもよかったかなぁ?」
スギくん
「うん!ありがとう、リエちゃん。ちょうど新しいベレー帽欲しい
と思ってたんだ。嬉しいよ」
リエちゃん
「えへへ。良かった」
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スギくん
「ふふっ。今日はついてるな。リエちゃんからプレゼント貰える
なんて」
ゴオッ
スギくん
「うわっ!突風だ。あーっ!ベレー帽が・・。ま、待てー!」
ひゅるるるる・・・ポチャッ
スギくん
「あーっ!あんな池の真ん中に落ちちゃって・・。どうしよう・・」
ゴゴゴゴゴ・・・
スギくん
「ん?」
ザバァァァァァ
スギくん
「な、何だ!?」
MZD
「少年よ。お前が落としたのは、この金のベレー帽か?それとも
この青のベレー帽か?」
スギくん
「は、はぁ?」
MZD
「どちらを落としたのだ」
スギくん
「僕が落としたのは青のほうですけど」
MZD
「うむ、お前は正直者だな!その奥ゆかしい心構えを称えて、お前
には、この金のベレー帽をやろう」
スギくん
「え!?こ、こんなピカピカに光るベレー帽なんて不気味で被れ
ないですよ!それに僕はリエちゃんから貰った青のベレー帽を
返してほしいんです!」
MZD
「さらばだ、少年」
スギくん
「さらばじゃなーいッッ!!!」
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